芒種(ぼうしゅ)に思う。

昨日は、二十四節季の芒種(ぼうしゅ)。雑穀の種まきをする時期と言われている。
5月上旬までは寒い日が多く、どうなるかと心配したが、その後は夏のような日が続き、稲の成長も順調。どんなに寒い冬が続いても、季節は巡り春が来る。
作物は力強く成長していくが、必要以上には成長しないもの…。稲の葉っぱの出る枚数は決まっているし、柿の実の大きさも概ね毎年変わらない。
それ以上を求めようともしない。

時を同じくして、政府の発表した新成長戦略。農村部の所得を倍増し…と耳触りのいい言葉が並ぶが、その倍増する所得はどこから持ってくるのか?
誰かが汗水たらして働いて得たお金です。貨幣経済が成長し続ける社会は、人間ばかりが忙しくなり、時間が無くなるだけだと思うのは考えすぎでしょうか。
何事もバランスが大切だと思っています。