食べ物を育てるシアワセ。

今、農業界では6次産業化ばやりだ。農産物を育てるだけでは無くて、加工し付加価値をつけて販売したり、新たなサービスを作って、売上をあげようという事だろう。
確かに、1次産業にとどまらず、二次産業、三次産業と進出すれば、利益も出しやすい。
国の助成制度に乗って、いまこそ規模拡大&事業の多様化を図る農家も多い。
目を富裕層に向けよう!海外へ向けよう!と号令をかけ、輸出、金儲け…と資本主義の権化みたいなことになっている…なんだか、違和感。

日本の人口が減少局面で消費も鈍れば、次はアジアの国々、その次はアフリカにでも進出するのだろうか…。そして行き場が無くなったらどうするのか?
農業は、その地域の風土に寄り添って営むもの。地域に住んでいる人の食と心を支えてナンボだ!等と息巻いています(笑)

産業革命以降、尋常じゃない速度で発展してきた地球上の国々…。これってもしかして発展してるんじゃなくて、破滅に向かっているんじゃないか?なんて考えてしまう。
人間なんて所詮自然の中で生かされている生き物の1種にすぎないのに…

そうはいっても、携帯電話も持っているし、こうしてPCに向かってこんな文章を書いたりもしている。あ~矛盾してる。まあ、矛盾してますが「自然法爾」。あるがままを受け入れ、それでも自然の中で生きさせていただく幸せ。誰かに必要とされたり、感謝される事で生計が成り立つ、そんな農業の素晴らしさをもっと発信できる才能があれば…と思います(笑)