生きることは食べること。

2013年も残すところあと数日。師走は毎年そうだが、あっという間に過ぎ去っていく…。あと数日、やり残したことはないか、一つ一つ確認したい。
ところで、今年もイロイロあったが、「和食」がユネスコ無形文化遺産登録されたことは、記憶に新しい。マスコミでは、和食の知名度アップとともに日本の農産物の輸出促進に期待!農家の所得倍増!というアベノミクスに則った論調が主流派だ。

だけどしっくりこない…。

そもそも、無形文化遺産登録は、失ってはいけない「形のない」文化をしっかり守ってください!というもの。形が無いのだから、日々の暮らしを通して伝えるしかない。
ここで思う。マスコミは、食と農と自然を切り離していないだろうか?
食は地域の農業によって形作られ、農は地域の自然に根ざしたものだ。
自然が豊かでなければ、農は成り立たないし、農のスタイルが変われば、食は変わらざるを得ない。
和食の無形文化遺産登録を契機に食だけでなく、農と自然についても考えてみたい。
人は食べるために生きるにあらず、生きるために食べることを楽しみたい。

これを契機に輸出の拡大ではなく、日本人が数千年かけて創ってきた和食というものに想いを馳せてみたい。